不眠とアロマ不眠症の分類:
睡眠は、松果体で分泌されるメラトニンと言われる天然化学物質
により制御されており、不眠症は入眠障害と早朝覚醒、熟眠障害
に分けられます
不眠症に用いられるくすり:
現代医療における不眠の治療には精神安定剤(不安除去剤)と
精神安定=催眠剤が用いられています
一般的な睡眠薬にはベンゾジアゾピン系とバルビルール酸系
とに大きく分けられるています
ベンゾジアゼピンはバルビツール酸系にに比べ依存性が少ない
と言われており、脳内ガンマアミノ酪(GABA)と密接に関係して
いる事が分かっています
GABAは脳内の抑制性神経伝達物質である。そのため中枢神経
抑制を低用量では安静、増量により眠気を引き起こすします
現在はバルビツール酸は重大な相互作用があるため、ベンゾ
ジアゼピン系に取ってかわられています
一方、アロマにおいてはラベンダーが老人病等における使用
により、睡眠薬の使用量を1/3まで減らす事ができた事を、
イギリス オックスフォードのチャーチル病院のヘレン・
パサンが論文で発表しています
見出しは「ラベンダーはベンゾジアゼピンに打ち勝った」
というものでした
1989年のフランスの論文では、ラベンダーがバルビツール
酸の睡眠時間を増強した事が指摘されております
1991年にはカフェインで興奮させたマウスを用いて、イング
リッシュラベンダーの鎮静効果を調べており、動物が最初
から興奮すればする程イングリッシュラベダーの鎮静効果
が強かった事を発表しています。この研究は
痴ほう患者についても効果を調べており、統計的に安静効果
をもつ事がしめされました
その他、安静作用のあるエッセンシャルオイルにはネロリ、
シトロネラ、レモン、ローズ、メリッサ、レモングラス、
バジル、ゼラニウム、パッションフラワー、ライムの花等
があります
ライムの花の主要成分であるベンジルアルコールは正常な
状態もしくは人工的に刺激を与えられた状態で、
実験動物の動きを低下し、パッションフラワーの主要成分
マルトール及び2−フェニルエタノールは
動揺した状態の時のみ動きを制御する事ができた事
が発表されています
このような研究論文からもアロマが不眠に有用である事が
実証されており、不眠に対する細やかな使い分けも
できる事が分かります
さて、あなたはどちらを使ってみたいですか?
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